備前焼のお店 陶佳苑
岡山県備前市 備前焼のお店 陶佳苑


備前焼はまたの名を伊部焼ともいい、原始時代の焼き物の技法を、そのまま踏襲しています。
平安期末期から鎌倉初期にかけての時代の特徴を備え、その陶技と本質を今日まで伝えている、日本の伝統美を持つ焼き物です。安土桃山時代には、侘(わび)・寂(さび)に相通じる陶器として、千利休をはじめ高名な茶人たちに愛されてきました。
江戸時代は、備前藩主の池田光政公が備前焼を保護奨励し、朝廷・将軍にも献上されました。また、この時代には、細工物と称される香炉や置物などが作られるようになりました。
備前焼の特徴は、土味を十分生かした焼成、姿の美しさ、そして流行や時代を超越した、枯淡で素朴な味にあります。実用品としてもすぐれ、酒器については、お酒類がワンランク美味しくなると言われ、花器については、お花が長持ちすると言われています。食器類については、枯淡で素朴さ故、料理を引き立たせるといわれています。
この様な事から備前焼は、人智を超えた土と炎の神秘の芸術と言われます。それだけに、ロクロ・ヘラ等の技術と土、焼成に関しては類をみない厳しさが求められます。
自然と人が共に創り出す造形美といえるのです。


備前焼の特徴と使用上の注意

備前の土は、粘性が強く、そのため素焼のみにおいても水もれがなく、また、長時間焼しめることにより強度が増します。その反面、急熱(高温)、急冷に弱く、熱湯をもって使用するものは注意してください。
湯煮(陶器を鍋に入れた水の中に完全に沈めて、水より焚き始め十分間沸騰させてから後、自然にさましてから取り出す)をしてから使用すると強度が増し安全です。